東京大学先端科学技術研究センター 代謝医学分野 酒井研究室

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[新聞掲載] 朝日新聞「たんぱく質 体温に貢献? 東大などのチーム解明」

2015年06月25日 19時50分00秒 (#188)

出所:

紙面名 朝日新聞
掲載日付 2015年6月25日 木曜日 13版 科学 18ページ
承諾書番号 A15-0690 2015.06.30

掲載記事内容:

たんぱく質 体温に貢献?

東大などのチーム解明

 人間や哺乳類のような恒温動物は、寒い場所では体内で熱を作って体温を一定に保つ。そうした体温調節に必要なたんぱく質や遺伝子の変化の仕組みを東京大の酒井寿郎教授らのチームが解明し、ネイチャー・コミュニケーションズに発表した。
 寒い場所では、ホルモンの一つであるノルアドレナリンが交感神経から分泌され、熱を作る細胞を刺激する。その後、どうやって速やかに熱が作られるのかはよくわかっていなかった。チームはJMJD1Aというたんぱく質に注目。このたんぱく質が刺激で変化すると、数分程度で関連するたんぱく質が集まって遺伝子の立体構造を変化させ、熱を作る遺伝子の働きをより強めることが分かった。 (竹石涼子)

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